三味線の糸(弦)の種類と選び方|絹・テトロン・太さの違いを解説

2026年4月12日

三味線の糸、どれ使えばいいの?

三味線の糸、実はけっこう奥が深い

どうも、みんふう楽器店です。今日は三味線の糸の話をしてみようと思います。

三味線を始めたばかりの方が意外と悩むのが「糸、どれ買えばいいの?」という問題。三の糸だけ切れてとりあえず買いに来た、という方もよくいらっしゃいます。

実はこの「糸」、素材・太さ・メーカーとけっこう選択肢があって、なんだか初見では途方に暮れるんですよね。でも基本を押さえれば難しくないので、順番に話していきます。

ちなみにそんなことは知ってる、値段を教えろ!というせっかちな方は、みんふう楽器店ネット本店の糸ページに飛んでください。ネット最安?くらいでは売っていると思います。

絹糸とテトロン糸、何が違う?

三味線の糸は大きく分けて「絹糸」と「ナイロン糸・テトロン糸(化繊糸)」の2種類があります。

絹糸は昔ながらの素材で、音に独特の柔らかさと艶があります。三味線らしい「ほわっとした」音色を出したいなら絹糸。ただし切れやすく、湿気や汗にも弱いのでこまめなケアが必要です。

対してテトロン糸は耐久性が高くて値段も手頃。初心者の練習用や、野外での演奏にはかなり向いています。音もだいぶ改善されていて、昔みたいに「なんか安っぽい」ということはなくなってきました。みんふう楽器店でも両方扱っていますが、最初の一本にはテトロン糸をすすめることが多いです。

糸の太さ、この数字って何のこと?

糸には数字があって、数字が大きいほど太くなります。一の糸(低音側)・二の糸・三の糸それぞれに合った太さを選ぶのが基本で、細棹・中棹・太棹でも変わってきます。

たとえば細棹の長唄三味線なら一の糸は13〜14あたりが標準的。太くすると音の張りが出ますが、駒や棹への負担も増えます。細すぎると音が細くてちょっと頼りない感じに。「なんか音がしっくりこないな」と感じたら、糸の太さを変えてみるのもひとつの手です。

三味線業界の現状を見ても、こういった細かい消耗品のノウハウが失われつつあるのが正直心配なところで、だからこそ楽器店として発信しておきたいんです。

糸の交換、いつするの?

「切れてから換える」という方が多いんですが、切れる前に換えるのが本来の姿です(わかってるけどついついそのまま使っちゃう、あるあるですよね、高いし)。目安としては、糸がほつれてきた・色がくすんできた・音程が安定しなくなってきた、このあたりがサイン。

演奏頻度によりますが、よく弾く方なら半年〜1年で換えるくらいのペースが多いです。特に三の糸は一番よく使うので傷みが早い。「三の糸だけ先に換える」というのはよくある話で、恥ずかしいことでも何でもないです。

糸のこと、お気軽にご相談ください

糸の張り替えって、慣れれば自分でできるようになりますが、最初のうちは「合ってるのかな?」と不安になりますよね。

みんふう楽器店では糸の販売はもちろん、張り替えのご相談もお受けしています。

お店の雰囲気が気になる方はみんふう楽器店ってどんなお店?という記事もあるので、ぜひのぞいてみてください。

糸一本のことでも、気軽に声をかけてもらえたら嬉しいです。

← お知らせ一覧へ戻る