「とりあえず三味線買えばいい」は半分正解、半分ハマる
どうも、みんふう楽器店です。津軽三味線、始めたいですよね。あの重低音のバチーン!という音、一度聴いたら頭から離れないんですよね。わかります。
ただ、「じゃあ三味線を買えばすぐ弾けるか」というと、なかなかそうはいかない。ギターと違って、三味線は本体以外にも最初からそろえておきたい小物がいくつかあります。何も知らずに本体だけ買って「あれ、バチがない」ってなる人、毎年います(笑)。
というわけで今回は、津軽三味線を始めるときに必要なものを一通りまとめてみました。「これさえ読めば買い忘れがない」くらいの気持ちで書いていきます。
まず絶対に必要なもの3点セット
最初にそろえるべきものは、大きく三つです。三味線本体、撥(ばち)、そして駒(こま)。この三つがないと音が出ません。
三味線本体は言わずもがな。津軽三味線は棹が太くて胴も大きい「太棹」タイプです。長唄や民謡の三味線とは別物なので、ここは間違えないようにしてください。津軽・長唄・民謡それぞれの三味線の種類と選び方についても過去に書いているので、「どれが津軽用なの?」という方はそちらも参考にしてみてください。
撥は津軽専用の大きめサイズ。皮ごとガツンと叩く奏法なので、長唄用の細い撥を流用しようとしても全然違います。駒は音の高さと音色を左右するパーツで、消耗品でもあります。最初は無難なプラスチックの合成素材のもので十分です。
地味だけど忘れがちな消耗品・小物たち
本体・撥・駒がそろったら、次に気にしてほしいのが消耗品系です。
まず絶対といっていいほど必要なのは指すり(指かけ)。これがないとプロの人でも弾きづらいっていうくらいです。出演の時に忘れて困るのもこいつです。予備があったほうがいいくらい。
予備といえば、糸(弦)。三味線は弾いているうちに糸が切れたり劣化したりするので、予備を持っておくのが基本です。津軽の場合は1の糸・2の糸・3の糸で太さが異なります。三味線の糸の種類と選び方はちょっとわかりにくいところもあるので、最初は店員に聞いてしまうのが早いです。みんふう楽器店でも気軽に聞いてください。
あると練習がぐっとラクになるもの
必須ではないけれど、あったほうが確実に練習がはかどるものも紹介しておきます。
まず譜面台。三味線の楽譜は「文化譜」や「数字譜」という独特の形式なので、最初は見ながら弾くことが多くなります。譜面台があるとかなり姿勢が楽になります。それから膝ゴム。三味線を膝の上に置いて弾くときに滑り止めとして使うゴム製のパッドで、500円前後のものでOKです。意外と盲点なんですが、これがないと胴が膝の上でつるつる動いて集中できません。
あとは楽器ケース。三味線は分解して収納できる構造になっていますが、ソフトケースでもハードケースでも、持ち運ぶなら一つはほしいです。本体を買うときにセットで購入するのが一番無駄がありません。
「初心者セット」って買っていいの?
ネットや楽器店では「津軽三味線入門セット」みたいな商品も売っています。三味線本体+撥+駒+ケースがまとめてついてくるやつです。
結論からいうと、セットはアリです。ただし、何が入っているかはちゃんと確認してください。安いセットの中には、駒や糸のクオリティが低くて「なんかうまく音が出ない」原因になるものもあります。値段だけで選ばず、できれば実店舗で店員に相談しながら選ぶのが個人的には好きです。みんふう楽器店でも津軽三味線の相談は随時受け付けていますし、実際に音を確認してもらいながら選べます。
ちなみにみんふう楽器店ネット本店にも初心者向け津軽三味線セットあります。
また、いきなり購入に踏み切れない場合は三味線のレンタルサービスを使ってみるのも一つの手です。まずは触ってみて、続けられそうなら購入を考える、という流れも全然ありです。
まとめ:買い物リストをざっと整理すると
最後にさらっと整理します。絶対に必要なのは「三味線本体(太棹)」「津軽用の撥」「駒」の三つ。消耗品として「替え糸」「胴かけ」。練習道具として「チューナー」「譜面台」「膝ゴム」。持ち運ぶなら「楽器ケース」もそろえておきたいところです。
全部一気にそろえると出費も多くなりますが、優先順位は「音が出るかどうか」です。まず本体・撥・駒の三点セットを確実にそろえて、あとは練習しながら少しずつ追加していく、でも全然問題ありません。
始めの一歩、応援しています。